多くの表情を見せる嵐山

観光名所だらけの京都においても、１、２を争う人気を誇るのが景勝地「嵐山」です。

みなさん一度は嵐山を訪れた事があるのではないでしょうか。しかし、行ってみたら行ってみたで意外とやることがなく、いつも定番のスポットばかり行ってしまう、嵐山あるある。

貴族のための景勝地だった嵐山は、現代でも高級料亭などの”大人な”スポットが多く、意気込んでせっかく行っても中々遊びつくせないものです。

そんな嵐山を、普通のデートとは一味違った”京都通”な攻略するデートプランを本日はご紹介いたします。

11:00 「嵐山」集合

京都の定番観光スポットのひとつ、”嵐山”で今日は待ち合わせ。レトロな雰囲気の嵐電がお気に入りで、集合前から気分は上々。

嵐山に詳しい彼と一緒に、今日は普段なかなか行かない嵐山の”通な”スポットを、二人でめぐりましょう。

まずは定番の写真スポット”渡月橋”で、自撮りを一枚。「他の人とは違う写真が撮りたい」方には、いいデートスポットがすぐそこにあります。

11:20 屋形船の上から記念写真　

大堰川を少しだけ上流に歩くと見えてくる”船小屋”が。 「嵐山通船」では、屋形船に乗って大堰川を満喫すつことができます。保津川下りなどでよく見たことがある屋形船ですが、ここからだと手軽に乗船体験できちゃいますね。

というわけで、屋形船デートもスタート！川の上から見る渡月橋は臨場感があっていい感じ！なにより大堰川の澄んだ水と、穏やかな流れに驚きます。

船の上は日陰になってて、川の上を吹く風がなんとも言えない心地よさ。すると、突如屋形船に猛スピードで接近してくる別の船が！海賊か！？

そんなわけもなく、こちらは船の上で”おでん”や”お菓子”、”ドリンク”などを販売してらっしゃる売り子さんの船。屋形船に揺られながら、ビール片手におでんをつまむ。嵐山にはこんな楽しみ方もあったんですね。

12:30　甘味処でまさかのネギ焼き！？

一時間ほどで、屋形船の周遊も終了！少し小腹が空いたなーと思ってると、彼がよく行くお店に連れて行ってくれることに。その名も「嵐山のむら」 料亭みたいな名前ですが、本格的な和のスイーツがいただける甘味処です。

甘いものが食べたいけど…。ん？ネギ焼き！？

そうなんです。こちらのお店は甘味も絶品ですが、一番の名物は”ネギ焼き”。お好み焼きよりあっさりしてるけど、具沢山で食べ応えのあるネギ焼きは軽いお昼に最適！

もちろんスイーツも、本格的な小豆を使用した”京都”なスイーツばかり。特にオススメは、お店の名物が全部載った「贅沢氷」と「うす茶ぜんざい」 ネギ焼きとスイーツをひとつずつ頼んで、シェアしながらお昼をいただきましょう。

地元の人しか知らない、高級素材を使った丁寧な甘さにうっとり。甘いものを食べてる時が、人間一番幸せです。

14:00　京都通なお寺「常寂光寺」

お腹もいっぱいになったところで、お次は普段なかなか行かない「常寂光寺」にお邪魔してみましょう。天龍寺の前を通り、竹林を抜けていきます。

野宮神社を超え、さらに奥に歩いて行くと見えてくる「常寂光寺」

あまり耳にしたことのないお寺かもしれませんが、こちらのお寺はかなり見所豊富です。嵯峨野が一望できる眺めの良さに、緑がきれいな庭園、境内に200本以上植えられた楓は紅葉の時期には美しい紅色に染まります。

誰しもが思い浮かべる嵐山とは違い、人も少ない「常寂光寺」は落ち着いて自然の美しさと会話が楽しめるデートスポットですね。

15:30 お土産は七味「かみ舎楽」へ

常寂光寺の美しい緑に癒されたら、そろそろ嵐山の旅もクライマックスに。最後にここでしか手に入らない”オリジナル七味”をお土産に買って帰りましょう。

常寂光寺から、竹林の方向に戻ると「かみ舎楽」が見えてきます。一見お上品な民家のようですが、こちらでは”ゆず”や”オレンジ”など、独自のフレーバーをブレンドした一風変わった七味唐辛子を販売してらっしゃいます。

きれいな庭園や、百人一首が飾られたお部屋など、見て楽しめる工夫も。

店内にはカフェスペースにあるので、少し歩き疲れたお二人はここで少しゆっくりしてから帰るのもいいかもしれません。

楽しかった嵐山デートも一旦今日はここまで。今まで表面的な嵐山しか知らなかったんだなー。今日一緒に歩いた道に、まだまだ気になるスポットを見つけてしまったので、次も嵐山リベンジデートに挑戦ですね。