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教王護国寺 東寺

きょうおうごこくじ とうじ

#世界遺産(世界文化遺産) 1994年登録

京都駅からほど近く、京都のシンボルでもある”五重塔”が有名な『東寺』ですが、国宝が立ち並ぶ金堂や、宮本武蔵が隠居した塔頭”観智院”など注目スポットがたくさんです!

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予約 なし
予算 ¥2,000
住所 京都府京都市南区九条町1
地図
電話番号 075-691-3325
拝観時間 8:00 ~ 17:00
定休日 なし
電車 JR「京都駅」徒歩15分
近鉄「東寺駅」徒歩5分
バス
混雑具合 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎(4/5)

東寺

平安京が遷都された1200年以上前から続く、京都でも指折りの歴史と伝統を誇る寺院です。厳かな雰囲気に包まれた、”寺院”の空気を最も感じることができるのは、ここ「東寺」でしょう。

西暦796年、平安京の正門”羅城門”の東側に建設されましたが、弘法大師空海の手によって真言宗の寺院となりました。
この時代には、すでに現在のような「金堂」「講堂」「五重塔」といった伽藍が形成されていた記録も残っています。

東寺境内

東寺の御本尊は人々を病から守ってくださる、”薬師如来”、”日光菩薩”、”月光菩薩”であり、平安京という一大都市を守る願いが込められていたのかもしれません。

注目ポイント

昭和40年まで、一般には公開されていなかった「金堂」と「講堂」の内部に入ることができます。中に入れば国宝の仏像がいくつも立ち並び、これまで経験した事のない荘厳な時間を味わう事ができます。

残念ながら堂内は撮影禁止なので写真を掲載できませんが、ぜひ足を運んでその目でご覧になってください。

金堂 講堂

 さらに東寺には見所がまだまだ満載です。弘法大師が修行に研鑽していた「御影堂」、僧たちの法要の場である「食堂(じきどう)」、そして現存する木造建築物としては世界”最高”の「五重塔」。しかし、そんな中でもサインポストがお勧めするのは、「観智院」です。

注目ポイント

観智院

観智院は、真言宗の「勧学院(書物が保管され、僧たちが仏教の研究をした施設)」です。荘厳な東寺とは少し趣の違う小さな寺院ですが、実際に一つ一つの部屋の中まで入ってその雰囲気を感じる事ができます。

わしの図 観智院

日本史上最強の剣客”宮本武蔵”は、京都の吉岡一門数十人と一乗寺にて死闘を繰り広げます。

その後こちらの観智院で三年ほど身を潜めており、宮本武蔵がその潜伏期間に描いた「鷲の図」と「竹林の図」を間近で鑑賞する事ができます。

また、長者の庭と呼ばれる非常に綺麗な石庭も見る事ができます。

長者の庭

さらに、「楓泉観」という茶室が境内に存在し、中ではお抹茶(別途料金500円)をいただく事ができます。

そして何と言っても観智院は、他のお堂に比べて圧倒的に観光客が少ないです。ほぼ貸切状態で石庭や中庭を眺めていると、こんなに贅沢な時間の使い方があったのかと思い知らされます。

五重塔ばかりに注目がいく東寺ですが、密教真言宗の総本山としての厳かな雰囲気と、京都らしい静かな時間こそが、他の寺院では味わえない真の見所です。

期間限定の夜間ライトアップ

東寺のライトアップは年二回、夜桜が楽しめる春のライトアップと、紅葉が美しい秋のライトアップが行われます。

金色に照らされる五重塔と境内の150本のカエデが、温かみのあるグラデーションを楽しませてくれます。

東寺ライトアップ

京都駅から歩いても行ける「東寺」のライトアップ。

京都旅の締めくくりとしても、夜のお散歩デートとしても使える期間限定の美しい光景を是非お楽しみください。

東寺ライトアップ 東寺ライトアップ 東寺ライトアップ