高雄山 神護寺
じんごじ
#サインポスト大賞 2019 by SignPost京都
高雄の壮大な山々、清滝川の澄んだせせらぎ…。『神護寺』を包む厳かな雰囲気は、これらの自然が作り出しているのでしょうか。
予約 | なし |
予算 | ¥1,200 |
住所 | 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5 |
地図 | |
電話番号 | 075-861-1769 |
営業時間 | 9:00 ~ 16:00 |
定休日 | なし |
電車 | なし |
バス | 京都バス「高雄」停留所徒歩20分 |
混雑具合 | ⭐︎︎⭐︎⭐︎ (3/5) |
神護寺
京都には存在する数多の寺院。その中でも、特に日本らしい風情を感じることのできるお寺は、この「神護寺」かもしれません。
”高雄”の豊かな緑に囲まれ、澄んだ空気が流れる神護寺を訪れると、人が創り出したお堂と自然の見事な融合に、いつも圧倒されてしまいます。
山奥にあるため少しアクセスは困難なものの、京都屈指のデート向きの寺院と言えます。
神護寺の歴史
神護寺が創建されたのは平安時代前の781年。和気清麻呂の私寺として”高雄山寺”を建立したのが、神護寺のはじまりです。
日本に密教をもたらした空海・最澄とも神護寺は親交があり、空海は唐の留学から帰国後しばらく神護寺において鎮護国家の修行に励んだとされています。
その後、神護寺は荒廃しますが文覚上人によって再興されますが、1535年に火災により神護寺は全勝してしまいます。その後、神護寺は100年ほどの年月をかけて少しずつ建て直しが進められ、江戸時代中期に絶頂期を迎えました。
しかし、また神護寺は苦難に陥ります。明治政府の廃仏毀釈によって敷地は完全に分割され、塔頭はすべて消失。末寺も明治政府に取り上げられてしまいました。
昭和に入り1952年に政府からようやく寺領を返還され、現在に至っています。
注目ポイント
神護寺は高雄橋から階段を上った先にありますが、約350段ほどあるこの階段は意外と体力を奪われます。しかし、登りきった時にみえてくる楼門は言葉にできないほど美しく、なんとも言い難い感動を覚えます。
神護寺には数多くのお堂があり、日本古来の風情を残した雰囲気が感じられます。
注目ポイント
有名な寺宝が多いのも神護寺の特徴。”源頼朝”の肖像画はあまりに有名ですが、国宝の”薬師如来立像”や”高雄曼荼羅図”など、日本史の教科書に出てくるようなお宝が神護寺に保存されています。
金堂の内部にはレプリカですが展示がされていますので、是非ご覧ください。
また、神護寺では是非やっていただきたいのが”かわらけ投げ”
全国にかわやけ投げができる寺院はいくつかありますが、この神護寺が発祥だと言われています。
「厄除」の文字が刻まれた土器を、フリスビーのように崖の下の清滝川に向かって投げます。
厄除けのご利益があるそうですが、それよりも絶景の崖に向かって投げるのが結構楽しいです。意外と難しくてまっすぐ飛ばないもので、売店で再度かわやけを買い直してしまいました。笑
神護寺の紅葉
山裾に建つ神護寺は、真っ赤に染まった非常に美しい紅葉も有名です。
高雄山(神護寺)・栂尾山(高山寺)・槇尾山(西明寺)の三尾と呼ばれるこの近辺のお寺は、京都市街地より気温が低く、例年街中の紅葉スポットより先駆けてカエデが赤く染まります。
この時期だけの紅に染まった境内はどこも見頃ですが、やはり最も美しい景色が見れるのは”金堂”に続く大きな石段。
真っ赤な紅葉が石段の両サイドに点在した石段は、一歩ずつ違う角度から紅葉を楽しめる素晴らしい眺めです。
徒歩で回れる「神護寺」・「高山寺」・「西明寺」の三尾での紅葉デート、ゆっくりと秋の雰囲気を満喫したい二人にぴったりなデートスポットですね。
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